N・H・Kにようこそ! 第6話「クラスルームにようこそ!」

前回の少し前向きなテンションも順調に消え去り、佐藤君の症状も悪化してしまいました。秋葉原まで行けたんだから大丈夫かと思いきや、そう簡単なものでもなかったんですね……。カウンセラーのはずの岬ちゃんも言っていることがひどいですし、引きこもり脱出どころか悪化につながるんじゃないかと思ってしまいます。


専門学校の描写は興味深かったですね。この作品のディテールのこだわり方から類推するに、これもかなり現実に近いのでしょう。行ったことないので感心しながら見てました。でもこういうところって、実際どのくらいのスキルが身につくものなのでしょうか? まあ結局は本人しだいでしょうが……。


この作品のノリにどこまでついていけるのか、ちょっと不安になったりもするのですが、言っていることが変でも可愛い岬ちゃんのために今後も見ていくんでしょう、多分。

ARIA The NATURAL 第20話「その 影のない招くものは……」

アリアの中では異色の話だと感じました。灯里の不思議体験というベースは珍しくないんですが、相手が最後まで悪意を持った存在であるというのが珍しい。これだけ明確な悪意と危機というのはこの作品では初めてではなかったでしょうか? 途中までは「恐怖感をあおっておいて、実は良い人」パターンだろうかと思ってただけに、良い意味で意外性がありましたね。

文藝春秋 9月号「昭和天皇「靖国メモ」未公開部分の核心」

「正論」とか「諸君!」とかの強硬的な論調にはどうにも感覚がなじめない僕ですが(そろそろあきらめてきました)、「文藝春秋」誌は全体的に落ち着きが感じられるので賛否はともあれ読みやすく感じます。


今回の昭和天皇メモに対する識者の対談は興味深かったです。「捏造説」があること自体に驚いているあたり、まあ見る人が見ればそういうものなのだろうなあ、と確認させられました。率直な話、捏造説は「認めたくない」という願望が先に出て、無理のある感が否めないですかね。


それにしても保阪さん、たくさん対談してお疲れ様です。