巨人がセ・リーグ3連覇…36度目の優勝(読売新聞)

ということで、おめでとうございます。敬意を表して読売新聞記事で。ただまあ、いまいち地味でしたね、今年は。僕がパリーグファンとはいえ、本記事が優勝の翌日になっているあたりも、盛り上がリの無さ感を反映しております。


これで三連覇。偉業ではありますが、その反面で「結局優勝は巨人」という白けた感じを生んでしまっているのも事実でしょう。また、同じ優勝をするにも、今年の巨人には華が足りなかったような印象です(まともに見てないのであまり偉そうなことは言えませんが)。長年チームの中心であった阿部は衰えが隠せず、内海、澤村、長野、坂本といった生え抜き組、村田、片岡、杉内、大竹らの移籍組も地味な数字。外国人選手もぱっとせず(アンダーソンは故障さえなければ好打者でしたが)。光ったのは菅野くらいではないでしょうか。


逆に言えば、この状況でよく優勝できたなと。それこそが巨人の持つ伝統のチーム力であり、原監督の采配の凄みなのかもしれません。さすがではあります。


ただ、来期の巨人は結構苦しいのではないでしょうか。西武ファンとして思うのは、今年の巨人は94年の西武に似ているなと。あの年の西武も、主力選手が衰えて苦しいシーズンでした。それを長年の経験と森監督の采配とでカバーし、オリックスの追撃を振りきったのですが、退潮は覆せず、翌年には覇権を譲ることになります。巨人には西武にはない「補強力」がありますが、来年以降どうなるか気になるところです。