ハイレゾ音源に意味は有りや無しや?

ハイレゾ音源を聴くと、脳は“快感”に包まれる?(@DIME)


なんて記事を見かけたのですが、どんなもんですかね。


以前、スピーカーを高性能のものに変えたことを書きましたが、これはハイレゾ対応品。せっかくならば試してみなければと、同じCDを持っているクライバーのベートーヴェン第7を購入したりしてました。で、感想は


「……う〜ん、違いが分からん」


まあ、もしかしたら違うかもレベルの感触があるような気もしないでもないのですが、プラシーボ効果とかマスタリングの違いかもしれないので、なんとも。それとも、上記の記事のように耳では気づかないレベルで快感が発生しているのでしょうか。あるいは、耳の良い人なら分かるとか。


僕の場合、よくある高周波音をどこまで聞けるかというテストも、せいぜい1万4000Hzかそこらが限度ですので、「CDの2万2000Hzあれば十分」という意見にも説得力が感じられます。周波数はともかく、量子化ビット数増加の方は理屈上、結構効果ありそうな気もしますが。


不思議に思うのは、この問題、単純にCD音源とハイレゾ音源の差分を取り出してそれを聴いてみれば一発で分かるんじゃないかと思うんですが、そういう実験が見られないことなんですよね。どうも、音楽業界がハイレゾ音源を売りたいがために隠蔽しているのではないかと、陰謀論的な疑いを持ってしまいますよ。


最初の記事内容に戻りますと、記事中にある「CDレベルの圧縮音源」という表現がいささか引っかかります。CD音源そのままではなくて、圧縮してあるということでしょうか? それだとハイレゾ音源と差が出てもおかしくないような。しかも、プレスリリースを読んでも、実験で使った音源がどれだけの音質なのか明記がありません(おいおい)。……やっぱりなんか、眉唾ものですね。