「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! 3」

計5巻目にして無印よりも2期のほうが長くなってしまったプリズマイリヤです。1期でイリヤとミユの友情を描き、ツヴァイの2巻まででクロの登場と和解を描き、さて、これ以上どうするんだろうかという心配もあったのですが、持ち前のテンションは健在でした。毎回書いてますが、原作人気を抜きにしても面白いマンガですよね。


カードを奪わんとする協会のバゼットが登場。原作ではなかなか悲壮な役回りでしたが、今作では小学生のイリヤ達をほとんど問答無用でボコボコにしたり、さらには本気でフラガラックを放つなど、結構ひどい人になってました。本来こういう感じだったのか、それともスピンオフで性格が変わってしまったのか。……まあ、性格が違うと言えば、そもそも主人公のイリヤからしてそうですし、凛なんか完全に原作とは別人なんですけどね。凛とルヴィアが仲良くなる展開が、この世界ではありそうにないのが寂しいことです。


バトルシーンは迫力充分……なのですが、彼女たちにはもっと平和な日常を送って欲しい気もします。11話の姉決め話とか12話の料理対決みたいなのは気楽で良いですね。バトルは怪我する姿が痛々しくて。まだこれから大変な戦いが待っていそうで、ハラハラなのです。