「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ (1) (角川コミックス・エース 200-1)
- 作者: ひろやまひろし,TYPE-MOON
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/04/26
- メディア: コミック
- クリック: 24回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ (2) (角川コミックス・エース)
- 作者: ひろやまひろし,TYPE-MOON
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
面白かった〜。「Fateのイリヤを主人公にした魔法少女ものが始まる」と聞いたときは何の冗談かと思ったものですが、意外なほどに良作でした。
魔術等の世界基本設定は残ってますが、原作とは一線を画したパラレルワールド。そこで突然魔法少女を押し付けられたイリヤの戦いと友情と成長の物語。リリカルなのはの影響を多分に受けたと思われる砲撃魔法少女系ですが、ライバルキャラも出てきて骨格が意外にも王道です。かといってシリアスが強すぎるわけでもなく、コミカルな描写、台詞回しがテンポよく決まってる。作者は商業連載は初めてということですが(後書き読むまで「ハッピーガンド」の人とは気づかなかった……)、十分に上手いと思いました。
何より、イリヤが生き生きとしているのが良いです。こっちのイリヤは実年齢も小学生。シーンは少ないですが、クラスの友人たちと仲良く元気に過ごしているシーンは平和でうれしくなりました。原作とはキャラ完全に違いますけどね。2巻ではアイリスフィールも登場。親子水入らずのスキンシップがこれまたうれしいところでした。
全2巻でさっくり完結していて、これはこれで短期集中で良いのですが、続編も見たくなったりします。それだけ魅力的な世界でした。
P.S. 今の今まで「プラズマイリヤ」だとばかり思ってました。ごめんなさい。よく考えれば、「kaleid」と対応するには「プリズム」ですよねえ。しまったしまった。