リトルバスターズ日記

能美クドリャフカシナリオ終了


お正月ということもありますが、今回は「たったの」半月間で進みました。よしよし。小さくて可愛らしいクドですよ。


さてその評価ですが、……むむぅ、なんといって良いのやら。悪いということはなく、多分水準ラインは超えていると思うのですが、KEY作品に求めるレベルには達していないという感。以下反転。




クドリャフカと言えばライカ犬、ライカと言えばマイメリ、じゃなくてスプトーニク。ということで、宇宙開発の話が絡んでくるのは予想の範囲内といえば範囲内。ただ、それでもやや唐突気味ではありました。母親の話なので直接クドと宇宙話が結びつかなかったのも残念。


気になったのは、彼女の話のテーマであるはずの「どこにいっても半端」とか「歯車」の部分が後半の展開と噛みあってないように感じられたことです。これはこちらの読みが不十分なためかもしれませんが、「内面と周囲の視線とのギャップに悩むハーフの少女・クドリャフカ」は、それだけでも十分話的に面白かったんじゃないかと思うんですよ。そこに、内戦で危険な故郷に帰って鎖につながれてという展開が必要だったのか、しっくり来ませんでした。


あと問題なのは、理樹の声がクドの元に届き、なおかつ物まで渡せて、おまけに鎖まで割れちゃうほどの謎パワーが発揮されたことですね。普通に考えればありえないので、やはりここは世界的・メタ的に考えなきゃいけませんでしょうか。この辺は今後明かされるのを楽しみにいたします。



どうでも良いことではありますが、アニメやゲームのキャラがマントを身に着けているのを見ると、「ああいうのは一体どこに売ってるものなんだろうか?」と思ってしまいますね。特に男性用は。