靖国問題雑感

小泉首相が靖国参拝を実行、次期政権の外交課題に(朝日新聞)


小泉首相が大方の予想通り靖国参拝へ。個人的には首相の参拝には消極派ですが、あくまで「私的参拝」である以上、絶対的に反対する理屈も見当たりませんかね……(でも「私的な公約」というのはどうにもスッキリしない論理のような)。特に8月15日ということで日本でも韓国中国でも騒がれていますが、死者の魂に日付の概念なんてあまり意味のないものではないか、と思ったりもいたします。お葬式やお墓は生きている人のためにある、とはよく言われるところ。


この問題も延々論議されてますが、どうもこう、国民が持つ素朴な追悼の気持ちと、靖国神社自身が持つ政治性とが乖離しているように感じられるんですよね。首相も含め、参拝する人の多くは靖国神社歴史観に賛同しているわけではないと思うのですが……。ここを一致させるか分離させるかする方向性が必要なのではないでしょうか。