「夜明け前より瑠璃色な」感想日記 その7

夜明け前より瑠璃色なシナリオ

むう、前回の感想から20日間以上開いてしまっているなあ……。なかなかプレイの時間が取れなかったということもありますが、それだけひきつける力が薄かったというのが正直なところかもしれません。




「まとまりはしたけどインパクトに欠ける」というのがプレイし終えての感想です。達哉の両親の話、遺跡の話、月と地球の交流促進決定、そしてフィーナと達哉の結婚式。「過去の戦争」の話をのぞけばきっちりと終わっていたと思いますが、どこか物足りなさが残りました。せっかく地球と月という舞台があるのですから、もうちょっと壮大に、特に月側の描写を細かくしてほしかったなあ(戦争で交流を絶った月と地球というのは、ターンAガンダムを思い出します)。ロストテクノロジー独占権力である月教団の問題とか、地球側の政府の見解とかにも突っ込んでほしかった。達哉の視点になるせいか、どうしても視野が狭く感じられました(もっとも、その辺はスタッフも感じたのか、PS2版アニメ版ではいくつか変更があるようですが)。フィアッカの出番がないのも意外で、残念。


フィーナの演説シーンはさすがの貫禄。年下の少女に言い負かされていてどうするという気もしますが、そこを通してしまうのが真に王族たるものの光輝というものでしょう。達哉は果たしてそんなフィーナに釣り合い、王族に入るだけの資格を得たのでしょうか? まあ、ラストの全世界中継の結婚式に動じていないあたり、大丈夫なのでしょうけど。



総評はまた後日に。