「水からの伝言?」

ブログをちょっと廻っていて知ったのですが、いま「水からの伝言」が結構ブームらしいとか。僕は読んではいないのですが、この本(写真集)には「水に美しい言葉で語りかけると美しい結晶が出来、汚い言葉を使うと汚い結晶が出来る」というなかなかにすごいことが書いてあり、あまつさえ、「言葉ではなくて文字を見せることでも同様の変化がある」という驚きな主張がなされているようです。


「なんで一酸化ニ水素だけで文字が読めるんだ」と突っ込みたくてしょうがない話ですが、まあ、これだけならよくあるトンデモ説の一つ。しかしながらこの話、おそろしいことに教育現場に取り入れられつつあるというのです。その辺についてはきくちさんのページなどで詳しく批判されていましたが、どうも「綺麗な言葉が大切だ」という道徳的主張のために使われることが多いみたいですね。でも、わざわざ非科学的な水の宣告をダシにしないでも、そのくらいのことは教えていただきたいものです(と言う中にも、昨日付けでこのような実践記事が……)。


同作者による「水は答えを知っている」のアマゾンレビュー欄も色々と面白いです。失礼ながら、鵜呑みにしちゃっているようなのはどうかと思ってしまいますが……。



参照:「水からの伝言」にみるにせ科学  どらろぐ・「水」別館