昨日の試合と伊東采配

一日たったというのに負けを引きずってます。滅多にないことなんですが、それだけ昨日の西武の負け方はひどすぎました。無敵ホークスに連勝し、上位マリーンズに先勝し、苦戦しながらも中島の5打点、カブレラの2本塁打などで勝ちに手をかけた昨日の一戦、すべてをあざ笑うかのように9回に暗転してしまおうとは……。


「森が続投していれば」


結局考えることはそればかりになってしまうのですが、これは大半の西武ファンが同じ思いではないでしょうか。いかんせん前日も失敗した大沼には荷が重過ぎました。理屈では監督の狙いも分かります。豊田がいない今、大沼をストッパーとして確立させたいがための起用。我慢強さで若手を成長させてきた伊東監督らしい采配とは言えましょう。しかしながら、こと昨日に限っては優先順位は違ったのではないでしょうか? 勝てば上位を破っての4連勝。最高の勢いで福岡に乗り込めたはずです。逆転は無理にしても、3位を固められる礎になったでしょう。育成も大事、でも何よりも、「勝利」を最優先にすべき試合だったのではないか。たとえ合理的な狙いがあったとしても、リスクの高い作戦を取り失敗した以上、結果責任、采配ミスといわざるを得ないと思います。
これだけグチグチと言えば少しは気も晴れますが、ともあれ、これでチームの勢いがそがれないことを、首脳陣と選手の間に不振が芽生えないことを祈るばかり。次は松坂を立ててのホークス戦ですから、モチベーションを立て直すには絶好。不幸中の幸いでしょうかねえ。