ライオンズ 3−2 バファローズ

薄氷の勝利。どうもライオンズは強豪であるにも関わらず開幕戦で苦戦する傾向があるようで、ここ10年くらいでは負け越しのはずです。勝つときも楽勝なのは皆無で、たいていサヨナラ。今年もその伝統は堅守となりました。まあ何とか王者の面目は保てたというところでしょうか。
松坂はさすがの貫禄で何も問題なしとして、守護神豊田が救援失敗してしまったというのが何より気がかりです。ファンブックでは「毎試合絶好調ならば防御率0.00に出来る」と言っていたのに、まさかもう失点してしまうとは残念。真っ直ぐが141、2しか出ていない上、フォークもバットに当てられてしまうのでは苦しいです。この状態が一過性のものであることを願いますが……。
注目だった「飛ばない」新ボールですが、感覚的にはやはり効果があるように思われました。フェンス直撃、寸前の打球が3、4本ありましたが、去年までだったら全部入っていたのではないかという打球の上がり方と勢いでしたからね。もう少し見てみないと分かりませんが、シーズン中盤には本塁打数の差などもはっきりと出てくるんじゃないでしょうか。
またもう一方の注目、観客動員は1万8698人との発表でした。ちなみにマリンが2万8353人、福岡は3万4717人。……西武少ないなあ。一塁側はそれなりに埋まりましたが、3塁側はかなりの空席で寂しかったです。おそらく去年までの「水増し」発表によっても3万とはいかなかったでしょう。バファローズファンが少ないと言えばそれまででしょうが、本来ならば球場全部をライオンズファンで埋めるくらいの勢いが欲しいですよね。まあ急にそうなるはずも無いのですけど。
明日の予告先発は西口とJP。ここ数年「松坂と西口の登板は離す」という方針のもとで戦ってきたライオンズだけに、最初からダブルエースの投入とは驚きです。豪勢だなあ。