日本シリーズ第二戦 西武ライオンズ6−11中日ドラゴンズ

よもやの大敗。同じ大敗でも序盤から徹底的にやられたのならあきらめもつきますが、エースをたて、7回まで3点リードでいきながらの逆転負けですから、「しょうがない」では割り切りにくい悔しい負け方でした。せっかくの佐藤友のタイムリーも、和田の本塁打も、いちいち帳消しにしてしまった、逆にドラゴンズ側に勢いを与えてしまったという点では、かなり痛い一敗です。
松坂はなんだか雰囲気がおかしかったですね。スピードはありましたが変化球の切れがさほどではなかったですし、コントロールもばらついていました。何より、妙におとなしい投げ方で迫力がない。慎重に行き過ぎているのかなとも思いましたが、結局最後まで直らなかったところを見ると、どこか体調がおかしかったのか、それとも単にシリーズの重圧に飲まれてしまったということなのか……。どちらにしても、エースとしては情けない結果でした。継投もやや遅かったですね。個人的には立浪に同点弾を打たれた後の続投まではわかるのですが、そこでアレックスに四球を出した時点で交代ではないかと。8回の森はまあテストですね。勝ちにいくなら長田もあったでしょうが、一応早いうちに試しておきたかったピッチャーということで。思い切りダメでしたが。
結局2戦で1勝1敗。お互いエースで落とすという展開になりましたが、盛り上がりはだんだん日本シリーズらしくなってきました。今日の試合で勢いはドラゴンズ側に移りましたが、ライオンズも一日おいての地元で気を取り直してもらいたいところです。そろそろカブレラにも一発出ると思いますし。中島は少し心配。