西武ライオンズの現状、そして今後

首位の座を駆けた所沢でのダイエー3連戦にあえなく負け越し。今日もロッテ相手に大差をつけられ敗れたライオンズ。ダイエーとは3ゲーム差となり、残り試合数を考えると首位通過は相当厳しくなってしまいました。熱戦の末惜しくも敗れるというのならまだしも、ここのところの試合は明らかに力負けで、惨敗というしかない状況です。なぜこんな有様になってしまっているのでしょうか? 伊東監督の采配云々を語ることも出来ますし、多少はそういうところもあるでしょうが、根本的に言えば「先発陣が弱い」ということに尽きると思います。ダイエー戦の先発は三井、帆足、山崎。帆足ががんばってくれたとはいえ、終盤の首位決戦にかける陣容とは言いがたいものがありました。三井と山崎は早々に崩れ去り、今日もルーキーの岡本が先発で大量失点。明日は東との予告です。間違いなく有望な若手ぞろいではありますが、セリーグファンあたりから見れば、というかパリーグファンから見ても、「知らない人ばかり」と言われてしまいそうな面々。いかんとも厳しいです。
いまさらといえばいまさら、たらればではあるのですが、ダイエーとの戦いは本来松坂、張、西口で行くべきものでした。何とか五輪期間は乗り切れたのかなと思ったのですが、最後の最後で戦力減が露呈してしまったというところでしょうか。西口の離脱も大きすぎましたね。故障は不可抗力な部分もあるのですが、ファンだけに無念です。
さてでは、もう今年の西武の一位の目は無いのか。僕はそんなことは無いと思います。上にも書きましたが、今回のダイエーとの戦いはあまりにふがいなく、あまりに散々でした。今シーズンの力の半分も発揮できていないくらいの戦いでした。しかしだからこそ、これで終わるはずは無いと思うのです。過去数年、優勝争いをし、力及ばず二位に終わったシーズンも結構ありましたが、その時も最後に敗れるにふさわしいだけのゲームはしてから終わっています。今年はまだそれがありません。9月17、18、19日の福岡での三連戦が最後の山場になるのではないでしょうか。正直相当厳しいですが、せめてもう一度輝きを見せてもらわないとここまでやってきた甲斐も無いというもの。頑張って欲しいものです。