日経夕刊で「空の境界」を紹介

本の内容よりも現象面について「ゲーム世代を取り込む」と日経らしく分析しています。が、奈須さんを「女性ライター」と誤って書いているのは困りもの。本当にそうだったら面白いなあ、と一瞬思ってしまいました。それはともかく、40万部売れているというのは結構すごいのでしょうね。読者は割とライトノベルの読者層に近いのではないかと思いますが、そういった層が少し表に出てきたという、象徴的な作品になるのかもしれません。記事にコメントを出しているファウストの編集長いわく「お約束の裸さえ入れておけばなんでもありのゲームの世界は、才能ある監督を輩出したかつての日活ロマンポルノに通じる」だそうで。日活ロマンポルノがどのようなものかは存じませんが、今のオタク文化全般、たしかに玉石混交の中に妙に面白いものが出てくる土壌があるようには感じます。良くも悪くも爛熟期というものなのでしょうかね。