CLANNAD感想 その1

今回からCLANNADの感想でも書いてみます。KEYファンの期待を集め、というか、あまりに長く時間がかかったのでもう忘れられていた部分もあったと思う本作品ですが、なんだかんだで買ってしまいましたからねえ。深い考察とかは出来そうに無いですが、とりあえず個別シナリオごとにつらつらと。あ、なお以下ネタバレあり(流れ上KanonやAIRも含むことがあります)なのでご注意ください(はてなでのネタバレ反転ってどうやるのだろう…)。


・風子シナリオ



 風子です。なぜ風子からかというと別に理由も無いのですが、あえて言えば一番”KEYらしい”話に感じられたからでしょうか。変な子が一途な思いをかかえているのも、忘れられ、消えていくというのも、それでも思いは報われて最後にはまた出会えるというのも、まさにKEY。ONEとKanonとAIRを合わせたかのような王道です。生霊的存在であるところもまんまあゆですしね。あゆシナリオを書いた久弥さんに対するなんらかのメッセージなのかとさえ思ってしまいます。で、当然展開は見え見えになっちゃうわけで、普段推理小説の謎解きなどさっぱり分からない僕でもさすがに読めました。もっとも、ここからがKEYのすごいところで、話が読めても泣けてしまうという…。期待を裏切らないベタなお話を最高に盛り上げる演出力は、問答無用で感情を直撃するだけの緻密さを備えています。これはもう、技術と呼んで差し支えないものがあるのではありますまいか。世界で通用しそうです。まあビジュアルノベル美少女ゲームなんて日本くらいでしか作ってない気がしますが(…どうなんでしょ? 台湾とか韓国であるのかな…)。
 …ということで涙涙だったのですが、冷静に見ると過去の作品の「焼き直し」と言われてもしょうがないところがあるのも確かで、評価の難しいところ。でも風子のキャラクター自体は良かったですね。「名古屋が入ってました」とか、おかしかったです。ENDは2種類ありますが、友人ENDの方がトゥルーと言う声に賛成いたします。そろって「ヒトデだ!」にほのぼのでした。


BlockQuoteを使って半ば無理やりぎみに消してしまいましたが、まだ勉強不足です。あとで改良しないと。あとCLANNADって半角じゃないとキーワードにはならないんですね(6/16追記:少し改良しました)。