その４・千葉ロッテマリーンズ

・野手陣　★★★＋
去年はサブローが４番に座るなど、長打力ではなく打率と走塁で得点を重ねたシーズンでした。だからこそ逆に、貴重な大砲であったイスンヨプの移籍は意外とダメージなのではないかと思います。率も低く下位打線におかれることも多かったイスンヨプですが、ここぞという場面で結構打っていた印象がありますしね。

バレンタイン式猫の目打線の元、つなぐ意識が健在ならばそんなに心配することはないのでしょうが、この手の勢いというのは二年続かないのがよくあるパターンということで、若干評価を低めにしています。

・投手陣　★★★★＋
セラフィニが抜けましたが、ローテ投手があまって困っていたくらいのチームなので大きな痛手にはならないでしょう。代わりに若手の内らが出てくれば万々歳です。バーンは多分活躍しないと思いますけど。渡辺俊介はアジアシリーズやらＷＢＣやらでの登板過多がちと気になりますが、それも計算内か。むしろ年々不安になっている幕張の防波堤・小林雅がいい加減決壊しやしないかと、そっちが不安点です。

・総合　★★★★
去年は勢いに乗って勝った面がありました。ただ冷静に見ればソフトバンクに４．５ゲーム差をつけられたのも事実で、今年は真価が問われる年になりそうです。若い選手も多く、どうやら日本一による燃え尽き症候群は無し（８人も出たＷＢＣ組はちょっと心配ですが……）。バレンタイン監督の求心力も最高潮で、今期も上位は固そうです。