「MAJOR 78」
- 作者: 満田拓也
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: コミック
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まずは完結めでたしです。ところどころ無茶な展開やご都合主義も感じられましたが、それでも面白い野球漫画でした。
一人の少年が、父親の野球にかける情熱を受け継ぎ、才能と努力によって、そして周囲の支えによって、メジャーリーグのスターになるまで。王道にして普遍的な物語をこの大長編で描き上げたことは、それだけで偉業と言えましょう。ラストはさすがにちょっと飛び過ぎ感がありましたが、吾郎がまた次世代の子どもたちに野球のすばらしさを伝えるということで、作品の流れ的には必然だったかもしれません。
それにしても、最初からタイトルを「MAJOR」と定めた思い切りには驚くばかりです。タイトルにして、同時に最高の伏線でもありましたが、もしリトルリーグ編とかで打ち切られてたら名前倒れになるところでしたよね。そうはならないという自信があったのでしょうか。お見事でした。