開幕だっ!

さて、気合を入れる意味でタイトルにエクスクラメーションマークをつけてみました。何しろ今年の西武は例年以上に下馬評が低い。Bクラス予想は当たり前、最下位も、という状況です。


だが、ちょっと待っていただきたい。


確かに岸が抜けたのは痛く、戦力ダウンはあります。が、そもそも昨年の最下位オリックスとは7ゲーム差あったのですよ。そう簡単にひっくり返るものではありません。加えて、オリックスも糸井が抜けてます。WAR的に言えば、岸よりも糸井の穴のほうが大きいと見るべきなのです。よって、そう簡単には最下位にはならないでしょう。……いやま、最下位回避を語っている時点で目標が低いですが。


ひいき目込みで言えば、1・2位はさすがに苦しいとしても3位は狙えるだけの戦力はあると思います。もともと得失点差はプラスなのに順位が落ち込んでいたほうがおかしいわけで、ここ3年間はどうにも首脳陣の無策と断ざるをえません。今年は辻新監督の元の船出であり、まだその手腕は未知数であるにしても、今までと風向きが変わる可能性はありますよ。


てことで、


西武 王者・日本ハムに快勝 辻監督初陣飾る 雄星、開幕戦初白星(スポニチ)


まずは初陣勝利! 今年はエースとしてやってもらわねば困る菊池雄星が7回1失点としっかり抑え(いきなりフォアボールを出すのはいつもどおりでしたが……)、打線もクリーンアップがしっかり仕事を果たし、何より守備が固かった。木村から浅村・炭谷と繋いだ中継プレーも良かったですが、なによりショート源田のファインプレー! ここ数年ショートで悩んできた(中島時代も守備に関しては悩んできた)だけに、喜びも格別です。あとは2割5分打ってくれれば小坂2世になれますが、さて。


それにしても、菊池と大谷の対決は見ごたえがありました。1打席目は内角速球を続けてファウルさせ、スライダーで三振。しかし、2打席目と3打席目は内角球を上手くたたんで打ち返され、大谷の勝ち。特に3打席目は外のスライダーを見せておいたのに、次の速球をしっかりとらえるというのは、菊池も苦笑のすごさでした。ほんと、野手でもバケモノです。もう今年は一年野手でも良いんじゃないですかねえ。


快勝でしたが、難点は2番田代が機能しなかったこと。まだ1試合で言うのもなんですが、田代の実績的にはいきなり2番は荷が重いかと。じゃあ誰がいるかというと、結局栗山なんですが、今日栗山が5番で結果を出したので動かしづらい。どうしますか。打線の迫力的には、森がいないのもやっぱり寂しいところです。