最終回続々

年も押し迫り、秋アニメも最終回ラッシュです。ということで、感想を書いてはいなかったものの、視聴していた作品についてちょこちょこと。



魔法少女育成計画
まあね、最近の「魔法少女と言えば男性アニメファン向けでシリアスバトル」みたいな風潮はいかがなものかとは思うのですよ。本来の魔法少女ってもっと違うものでしょ、という気がします。恋にほのぼのに日常生活に。もっとも、そんな風潮を生み出した、なのはやまどかは好きなのであまり大きなことも言えないのですが。


で、本作もどうせそんな感じの流れなんだろうなあ、と予感し、事実その通りではあったんですが、これが最後まで引き込まれてしまいました。やはりアニメになるだけあってストーリーの出来が良いんですね。ううむ、なんだか悔しい。各キャラの魔法の違いによって生まれる戦略性も見ものでした。


ファヴ(とクラムベリー)の手のひらの上で操られ、凄惨な戦いを繰り広げる魔法少女たち。ラ・ピュセルやトップスピードの死は悲しかったなあ……。最後にファヴに一矢報いたとは言え、多くの犠牲を出した空しい戦いで終わってしまいました。このやるせなさよ。


ただ、あえて言えば、みんなちょっと簡単にデスゲームを受け入れすぎでないかなという違和感はありましたかね。ファヴやクラムベリーは別格としても、メアリにスイムスイムは性格が壊れてますし、積極的に殺人を犯したという点ではマジカロイド44や双子天使も。特に双子天使は現実では普通の大学生のはずなのに、人殺しを躊躇しないというのはどうかと思いましたねえ。ルーラも、スノウホワイトからキャンディを全部奪うというのはつまり殺しにかかったも同然なわけで。いくら特殊な状況とは言え、みんなもうちょい常識持とうよと言いたくなります。まあ、ファヴがそういう人たちばかりスカウトしたんだと言えばそうなのかもしれませんが。


原作は続編があるようですが、たくましくなったスノウホワイトを見たいような見たくもないような。でも、もし2期があったらやっぱり見て、また辛い思いを味わうんだろうなあ……。しかしかえすがえすもトップスピード……。合掌です。