シーズン終了 おつかれ雄星

残り6回に迫っていた規定投球回を達成させるべく、前回140球からの中4日登板となった菊池雄星。チームにとっても本人にとっても2016年ラストゲームは、マジック1とした日本ハム相手。それも先発は花巻東高校の後輩・大谷という思いがけず注目の一戦となりました。


個人的には「多少無理させても規定達成はさせよう」派でしたが、前回の登板が多少どころではなく無理だったので、試合前はちょっとあきらめムード。「どうせ雄星はフラフラで前回みたいに序盤から失点するんだろうな」と思っておりました。先頭打者から四球を出したものだからなおさら。しかし、そこから雄星は踏ん張りました。日本ハム打線の拙攻にも助けられましたが、6回1失点で見事に規定クリア。110球はいつものご愛嬌として、防御率2.58はリーグ2位でフィニッシュとなりました。欲を言えば大谷に投げ勝ってほしかったですが、そういうところでは星が無いので……。今日の平均球速は148.5キロ。空振り率は10%と、フラフラした印象からは意外にもハイレベルでした。最後なので気合が入っていたのでしょうね。


それにしても大谷はすごい。あれでは打てなくても打者を責められません。159キロを平然とバンバン出して、スライダーはキレキレで、あんな投球できたら楽しいでしょうねえ。


最後になりますが、北海道日本ハムファイターズ、優勝おめでとうございます。ソフトバンクが優勝大本命間違いなしというところから、まさかまさかの大逆転。派手な補強をしているわけでもないのにこれがチームの地力ですかね。西武にも分けてもらいたいくらいです。