うたわれるもの 偽りの仮面 第22話「救出」

オシュトルの救出。そして逃亡へ。役割の配分とか、救出までの流れが丁寧に描かれていて良かったですよ。ちゃんとアトゥイやルルティエを宮廷に戻しているあたりも好印象。2人は歯がゆかったことでしょうけどねえ。


宮廷内の兵士や牢獄番人の様子では、オシュトルは成り上がり者と見下されていたのですか。それでいて皇女からの信頼は絶大。なるほど、敵対するものから見れば危険人物ですな。部下や町人には人気があっても、政治の舞台でさほど擁護する声が出なかったのはそういう訳と。でも、ハクの言う通り、ヤマトの未来にはヴライよりもオシュトルのほうが必要でありましょう。


それにしても、いまだに誰が仕組んだのやら分からない今回の陰謀劇。帝が崩御してもアンジュが継いで無事に回っていくのかと思っていましたが、まだ子供のアンジュにはそこまでのカリスマはなかったですか。この辺り、日本の歴史上では秀吉政権を思い起こさせます。そもそも、帝が本当に死んでいるかも怪しいですが、さて。


トゥスクル侵攻のあたりではいまいち精彩を欠いた本作も、帰国したことで一気に面白さを取り戻した感がありますが、残り数話でどうやって決着をつけるのでしょうか。遅ればせながら今回のCMで初めて「二人の白皇」の存在を知ったので、そちらも激しく気になるところです。これは今作も含めて、PS4を買ってしまおうかな? 意外と日本におけるPS4のキラーソフトになるかもしれない……なんてのはファンの欲目ですかね(ま、PS3やVITAでも発売されるんでしょうけど)。