確定申告準備の巻

今日は祝日を利用して確定申告の書類をそろえてました。実は一昨年の株がマイナスで、繰越控除していたのです。含み損益も足す僕の計算方法だとプラス扱いだったのですが、税金計算だと売却日が重要なので、マイナスになってしまっていたのですね。で、株の損失は申告すれば3年間にわたって繰越して利益と通算できると。


ちょっとやそっとの数字だったらめんどいのでスルーしていたでしょうが、計算すると50万円近く戻ってくることが分かり、さすがに無視はできないので、去年人生初の確定申告をしてきました。


もし去年の成績もマイナスだったら、還付どころか通算損失を重ねるだけになるところでしたが、無事に損失を取り戻せるだけのプラスだったので、今年は意気揚々と申告できます。


ただ、やっぱり色々と面倒ですね。今は国税庁のサイトで数字を入力してそのままプリントアウトできるので、以前に比べれば簡単になっているのでしょうけど、それでも控除がどうとか細々分かりにくいです。普段しない作業なので勉強になるといえばなりますが、自営業の人とかもっともっと大変なんでしょうなあ。


いつも思うのですが、税制の原則は「公平・中立・簡素」だと言うものの、公平と中立(とその他諸々の都合)のために様々な特例を設けた結果、「簡素」がなおざりになってしまっているのではないかと。まあ、損失の繰越控除も特例なので大きな声では言えないのですが、もうちょっと「簡素」を重視して制度構築したほうが良いんじゃないかと思いますね。複雑すぎる制度は社会のコストが増大しちゃいますから。