「マイナス金利」であたふた

日銀、苦肉の「奇策」 マイナス金利導入(朝日新聞)


昨日は日銀会合。一応意識はしていたんですが、「今回は緩和見送り」論が体制だったので、どちらかと言うと失望売りに備えた体制にしていました。そこへまさかのマイナス金利導入というサプライズが。すわ大変とばかりに、日経ダブルインバースを損切り。返す刀で日経レバを購入するという慌ただしい取引を決行。いわゆるドテン買いですね。もっとも、あとから見るとその後日経平均は乱高下し、一時はマイナス200円を超えたようですので、この買いは拙速だったかもしれません。まあでも、そこまで読みきれるわけもないしなあ……。巧遅は拙速に如かずということで。


それにしてもマイナス金利ですかあ。初めてまともに解説を読みましたが、民間銀行が日銀に預けているお金(の一部)から0.1%の手数料を取る。そうなると、民間銀行はそれを嫌って日銀に預けるよりも投資するようになる……少なくとも理屈の上ではそれが期待されると。


単純に考えると、金利をさらにマイナスにしたり、適用枠を広げれば効果も強くるのでしょうが、その分副作用も出てしまうんでしょうね。う〜ん、結局、一国の金融政策でできることには限界があるということなのか、どうなのか。いろいろ策が出てきて面白いといえば面白いのですが、うまい具合に効いてくれますかどうか。果敢な決意の黒田総裁に応えるべく、なんとか効いてほしいものです。投資家としても、国民としても。