うたわれるもの 偽りの仮面 第12話「鎖の巫」

突然帝に呼び出されたかと思いきや、褒美があるとのこと。ウルゥルとサラァナが、何やら踊りながら出てきたので、はて、ひょっとしてこの踊りがご褒美なんだろうか、たしかにご褒美っぽい価値は十分にあるけど、と思いながら見ていたら、彼女たちそのものが褒美だったのでちょっと驚いた。いくら帝の命令とはいえそれで良いのか、奴隷制度なのか。しかも、彼女たちはそれなりに地位が高い出身の様子。いよいよなんだか良くわかりません。それこそ聖上には視聴者には及びもつかないお考えがあるのでしょう。


「愛でるも良し、玩具のように弄ぶも良し」


って、これで「はいそうですか」といって弄んだらそれはそれで人間失格ですが、これはハクの度量が試されているんでしょうか。それとも、本当にどうなっても良いと思っているのか。前者だとしたらハイリスクな賭け、後者ならいくら帝でもひどいと話です。


で、当然のように宿屋にくっついてきた2人に、動揺と呆れの交じる女性陣の視線が。クオンの「また増えた」というのは単なる人員増だけを問題にしているのでしょうか。それとも無意識的な嫉妬心の発露なのか、回も中盤だけに気になってくるところではありますね。


このままウルサラ回かとおもいきや、ここからさらに驚きの展開が。OPにも意味ありげに登場していた飴屋の親父さんがまさか左近衛大将カヅチだったとは!? いやそんなの分かるわけ無いでしょって。ともあれ、ウコンと仲が良さそうで結構なことです。「この組み合わせも良い」と悩むルルティエの気持ちもわからないでもない、かも?


ラスト、風雲急で戦乱の予感が。あの帝、温厚そうでしたが、あれでも意外と武闘派だったのでしょうか。どうなることやら。


ということで、1クール目は終了。振り返ってみると宴会とお風呂と買い物ばかりしていたような気がします。一気に戦乱を駆け抜けた前作とはかなり違いますね。もっとも、のんびりしつつもしっかりと楽しいのは実力を感じさせます。後半はおそらくシリアスになっていくでしょうが、そちらも楽しみ。


ところで、ルルティエやアトゥイってなんでずっと帝都いるんでしたっけ? 確か貢物を届けて、それとアンジュの顔見せ儀式に参加するための状況だったと認識していたのですが、まだ国に帰らなくても良いのかな。有給休暇なんでしょうか。