うたわれるもの 偽りの仮面 第9話「神眠りし國の使者」

おお、アルルゥカミュだ〜。またまた懐かしさに頬を緩めてしまう展開であります。もともと大人だったカルラとトウカとは違い、彼女たちの成長ぶりが楽しみでもあり不安でもありましたが……。


うん、あまり変わってなかったですね。


いやまあ、顔立ちとか体つき(特にアルルゥ)は確かに大人っぽくなっていましたけど、基本的な性格はほとんど変化無しでした。まあ、三つ子の魂百までというので当然といえば当然ですが、僕は、アルルゥなんかしゃべり方なんかもビシっと大人っぽくすれば、それはそれでギャップが出せて面白いかなあ、なんて思ってましたので、少しばかり拍子抜けかも。とはいえ、前作では年少組だった彼女たちが姉的存在として(年齢差不明ですが)クオンの世話を焼いている姿が微笑ましいです。いくらなんでも過保護すぎなので、あれではクオンが本気で嫌がるのも無理はないか。今回一番面白かったのはクオンがいなり寿司を食べられなかったシーンですね。


さて、公務としては、トゥスクルからヤマトへの友好使節としてやってきた2人でした。一応使者っぽく口上も述べられてましたよ。これがたとえばウルトリィだったら安心なのですが、アルルゥカミュだと、見ている方が心配になってしまう親心。でも、他の誰でもなく2人を送り出したということは、トゥスクルの方でもそれなりの信頼あってのことなんでしょう。


ただ、ちょっと気になったのはトゥスクルが「南の島国」と表現されていた点。えっ、そうなの? 「ヤマト」というからには、本作の舞台は京都奈良あたりのイメージかと思ってましたが、そこから南の島国だとトゥスクルが四国あたりだったとか? あるいはヤマトは実はロシアあたりなのか(全然そんな雰囲気はありませんが。)。この辺も世界設定の伏線として効いてくるのでしょうか? はたまた、ヤマトとトゥスクルの戦乱なんて、悲しい事態も生じてしまうのか? もっとも、今の調子だと1クール目はお風呂とお酒で過ぎていきそうではありますが。