オフな話

さて、プロ野球もシーズンオフ真っ盛り(変な表現)な今日このごろ。オフ的なイベントや受賞も色々ありましたが、ゴールデングラブベストナイン、新人王の発表などを見ると、記者投票の制度がいよいよファンの意識から乖離してきてるんじゃないかと思わざるをえませんね(MVPは文句なしですが、これは誰がどう考えても決まりだったでしょう)。ゴールデングラブで言えば坂本ではなく鳥谷の選出が悪い意味で話題になりましたし、ベストナインパリーグセカンドが浅村でもクルーズでもなく田中賢介というのもどうもなあ……。秋山の満票は快挙ですが、柳田に入らなかった2票というのも不思議ではあります。新人王も有原よりは白村と言いたいところ。まあ、記者投票というシステム自体はしょうがないとしても、もうちょっとなんとかならないかと思いますね。


話を変えて、西武の補強を見てみましょう。どうも昨今「どうせ来年もソフトバンクでしょ」という白け気分が抜けないのですが(やっぱり戦力均衡って大事だよね)、予想外の優勝を果たした今年のヤクルトの例もあり、希望は持ちたいと思います。


とりあえず、外国人投手を2名獲得の模様。


西武C・C・リーが入団会見 炭谷似?と渡辺SD(日刊スポーツ)
西武、韓国リーグ昨季20勝の長身左腕・バンヘッケン獲りへ!(サンスポ)


リーは最初聞いた時は「また台湾人縛りですか」と思ったものの、数字を見てみると割と期待できそう。150キロ出るサイド中継ぎで、イム・チャンヨンみたいになってくれれば最高ですね(そのイムはなんだか良く分からない賭博関連でスキャンダルになっているようですが、そこは真似しないで)。


一方のバンヘッケンは左の先発。韓国で活躍というと、今年鮮烈な活躍を見せたバンデンハークが思い浮かびますが、カタログスペック&動画チェック的にはそこまでのものはない模様。「韓国ではリオス以来の20勝投手」だそうで、この謳い文句では期待するよりも先に不安が来てしまいます(苦笑)。今年のルブランよりも働いてくれれば、というところでしょうか。ルブランももうちょっと使いようあったと思うんですけどねえ。


で、獲得は良いのですが、記事の中に気になる一文が。

今オフは外国人野手を獲得しない方針を固め


ええ〜。今季あれだけライトとサードに苦労したのに新外国人なしですか。脇谷もいなくなりそうだというのに、野手層の薄さが懸念されます。これはいよいよ木村と山川と坂田あたりに頑張ってもらうしかないのか。炭谷が打撃開眼すればまた森をライトにしても良いんでしょうが、おそらくそれはありえないでしょうし。さてはて。