「アスリートの魂「強打の捕手を貫く 西武 森友哉」」

http://www4.nhk.or.jp/tamashii/x/2015-04-15/21/12924/


見ました。4月11日のBS放送の時点で録画はしてあったのですが、折しも当時は森が大不振。打率1割台に低迷という状況だったので、ここで森特集を見てもちょっと悲しかろうと、復調を待ってから見ようととっておりました。


放映後、森の打撃は急上昇。昨日2連発を放ったところでもう大丈夫だろうと再生しました。森は今日も本塁打なので、むしろ放映されることによって番組の呪いが解けたんでしょう。良かった良かった?


さて、番組の内容ですが、主に守備面での森の苦労を追ってましたね。昨シーズン終盤には、消化試合ということもありますが、マスクをかぶる機会も増え、守備もそれなりのレベルになったのかなと思いましたが、やはりプロのレベルから見るとまだまだのようです。捕手の守備というと、すぐに配球とか盗塁阻止とかを連想しますが、それ以前に、まさにポジション名であるところのキャッチング。ここから課題とは。良い捕球音が出せずに投手に謝る姿は可哀想になってくるほどでしたし、もちろん、それを克服すべく日夜練習に励む姿も。いやあ、やっぱりプロの世界ってすごいんですねえ。試合で見せてくれるプレーも良いですが、裏でこうして練習しているところもまた重みがあります。


そして、投手とのコミュニケーションも大変。持ち球や調子、使いたいボール、さらに性格までも把握していかなければならないと。そのためには当然こまめな会話もかかせません。物怖じし無さそうな森も、さすがにエース岸の前では緊張して小さくなってしまうのですなあ。相手は海千山千のプロの投手たちだけに、これまたすごく難しそうです。捕手というポジションの育成の難しさがよく分かりますね。森の特集なのに炭谷の大事さを思い知らされる番組。逆に、一度正捕手になると長くやれるというのも頷けます。


さて、そんな森友哉。今年はここまで全試合指名打者での出場ということで、打撃は楽しみなものの、守備のチャンスは無し。さて、これからどう起用していくか、西武の育成も問われますね。なんとか本人も目指し、ファンも球団も期待する「打てる捕手」になってもらいたいものです。頑張れ!