SHIROBAKO 第21話「クオリティを人質にすんな」

え、もう21話? ということは残り3話しか無いの? なんてことだ、なんてことだ。……と、見る前からそんな物悲しさが襲ってくる今日このごろのSHIROBAKOです。


今回は、派手なお話はなかったものの、いよいよ三女の放映開始というイベントをはさみ、前回から引き続きの平岡関連の話と、久々のみーちゃん&ずかちゃん出番の回でした。5人娘がそろって動くと吉田玲子さん脚本の法則ですかね。そして、おそらくシリーズ全体をまとめるのであろう、あおいの目標の話も。


さて、冒頭は各人が語るアニメ会社に入った理由、そして続けている理由から。どうも宮森さん、前回だけでは飽きたらず、いろんな人に聞いて回っている模様です。落合久々の出番と思ったらこれだけですか。


OPを終えて、例によって逃げるヒゲ仙人と、太陽な笑顔が怖い矢野さんの図から。正直、さすがにやり過ぎでリアリティがないような気がしましたが、まあ良いとしましょう。矢野さんもだいぶん新人との会話が馴染んできてますね。さすがです。


そして三女の1話放映へ。1話がえくそだすっ!の放映開始からだったので、最終回は三女の1話放映で締めるかと予想していたのですが、違いました。となると、やはり三女が最終話まで行ったところで終わりかな? 会議室にみんな集まっての鑑賞会(深夜何時なんだ……)。当然のごとく、1話との対比を意識して作られており、見比べるのも楽しいです。えくそだすっ!がキーワードランキング2位だったのに対し、今回は1位。これも作品人気のみならず、あおいたちが前進しているんだということを感じさせてくれました。


一応順調に進んでいる中で、またも平岡関連のトラブルが。まあ、瀬川さんが平岡に納得できるわけはないでしょうね。そして、矢野さんや同期の社長から平岡の過去が語られるのでした。大学出てから専門学校。そこから業界歴5年ということは、専門学校を2年として、29くらいでしょうか。てことは矢野さんは高卒で4年引いて25くらいかな? あとは専門学校の年数次第かと。


年齢話に脱線してしまいましたが、かつては真面目でやる気に満ちていたという平岡。彼がもう一度情熱を燃やす日は来るのでしょうか。りーちゃんに対する暴言は許せませんが、彼の活躍の場面も来てほしいものです。


ラスト、なぜかずかちゃんのバイト先で飲んでいるナベPや、ザ・ボーンの社長たちでした。なぜここだったのか謎ですが、急遽あおいが呼び出されることに。面接時以来ちょっと苦手意識の合ったあおいでしたが、思い出してもらえて良かったですね。当時はビクビクしていたあおいも、今じゃ制作の顔になってきたと褒められました。そしていざ、最終話の制作へ。うんうん、目標に悩むあおいも分かりますが、やっぱり彼女にはこうした前向きな笑顔が似合います。それにしても、あおいがしずかのことを「声優」と紹介しようとした時に、黙って首を振るしずかがカッコ良いというか健気というか。あくまで自分の力で頑張るという想いに心打たれましたよ。


最後に今回の一言。


「今何千万、何億の人が一緒に見てたんですよねぇ〜」
「そんなには見てないと思いますよ」


今回の佐藤さんは特に冷静なセリフが多かったですなあ。それが面白い。