SHIROBAKO 第13話「好きな雲って何ですか?」

さて、約2週遅れになってしまいましたSHIROBAKOです。おのれBSフジめ……と、思っていたのですが、どうやら来週は2話連続で放映してくれる模様につき許すことにしました。良いよ良いよ(手のひら返し)。


さて、注目期待の2クール目です。お正月も明けて、社長の挨拶から始まるムサニの新年。しかし、落合、本田、矢野と欠けてだいぶん寂しい部屋になってしまいましたね。まあ、OPを見る限り今後矢野さんは無事復帰するようですので、その時を待ちましょう。そして、オリジナル作品だった「えくそだすっ」に続き、今度は人気原作の「第三飛行少女隊」通称「三女」を手がけることが発表されました。よくまあ人気作品を持ってこれたものです。これはナベPが有能としか。今作は「えくそだすっ」の放映開始からスタートでしたが、今度は放映開始まで9ヶ月。オリジナルと原作の違いに加え、アニメが動き出す初動からの流れを楽しめそうです。


一応先輩のタローを差し置いてデスクに抜擢されたあおい。自身も言うようにまだまだペーペーであるところの彼女が選出されたのは、人手不足の結果なのではありましょうねえ。矢野さんが健在ならば確定だったのでしょうけど。まあ、それでもあおいが残っているあたり、ある意味人材豊富なのかもしれません。もっとも、いきなりデスクの仕事のアレヤコレヤが降りかかってきて、さすがのあおいも頭から煙が立ってましたが。


ところでデスクとは普通の会社で言うと係長なのか主任なのか? 姉の疑問はもっともながら、あおいもよくわかっていない様子。ただここで、お正月で帰省して家族水入らずで過ごしたのが、間接的に伝わってくるのが実にうまい描写で、温かい気持ちになれました。


原作側書店との打ち合わせに、シナリオの方向決めに、作画の資料集めに、キャラデの作成にと、各メンバーはそれぞれ動き出します。あおいも、これまで本田さんが担っていた役割を果たすべく、木下監督と直接話し、動く場面が増えました。これまではどこか監督を低く見ている気配のあったあおいですが、これから木下監督の凄さが分かってくるのかも?


あと、当然ですが原作は読んでおかねばですね。マンガ小説ならまだしも、何十時間もかかるゲームだったりすると大変そうではあります。第三飛行少女隊はいわゆる戦闘機と美少女もの。「安直だね」というロムジーの声はそのままあおいの先入観の一部であったはずですが、読んでいくうちに涙をながすほどに引き込まれていくあおいなのでした。監督も言っていましたが、製作者が原作を好きになるのは大事ですよね。どうしてもそうも行かないという場合もあるんでしょうが。


いつの間にか「ディーゼルさん」と呼ばれていたみどり。知的好奇心旺盛なところに頭の良さがにじんでます。OPを見ると、これを期に舞茸先生に弟子入りみたいな方向かな? さらに、第三飛行少女隊のオーディションにチャレンジするしずかと、2クール目もまったく勢いの衰えが無さそうな様子に安堵&続けて期待大です。