グラスでワインは変わるか?

ワインが好きと言いながらも、長らく100円ショップのグラスを使っていたのですが、ふとした事で割ってしまい、これを機に、もっと本格的なワイングラスを買ってみるか、ということになりました。


そこで購入したのがこちら。ネットで探したところ評判の良かったリーデル社の一品です。


アマゾンでの販売は2個セットですが、僕は単体で購入したので約3000円位でした。それでも、これまでのものに比べれば30倍です。果たしてこの差はどのあたりにあるのか? 会社の説明によると、「それぞれのぶどう品種に調和する形」であり、ワインの味がぜんぜん違ってくるとのこと。ふむぅ。つまり、いろんなワインを味わおうとしたらその品種分だけグラスを買ってね、ということですね。商売上手というかなんというか。


でまあ、とりあえず飲むことの多いボルドー用です。第一印象は「でかい」。上の写真ではあまりわからないかもしれませんが、これまでのグラスに比べて、体積で2倍、いや、3倍はあろうかという膨らみ具合。なんでも、これがボルドーワインの香りを濃厚に開くとか。論より証拠、飲んでみます。


「う〜ん、どうなんだろ?」


間違いなく言えるのは、グラスの縁、口の当たる部分が細いということです。そのため、なんとなくワインが滑らかに流れこんでくる感はあります。ここはさすがの技術なんでしょう(その分割れないように気を使いますが)。あと、指で弾いた時の「キイン」という響きが、プラスチックとは違う質感を伝えてくれます。


ただ、劇的に味や香りが変わるかというと、微妙。僕の舌と鼻でははっきりした違いは認識できませんでした。もちろん、「高級なグラスで飲んでるぞ」という精神的満足感はあり、それだけでも元が取れるといえば取れるのかもしれません。まあ、少なくとも味が悪くなってはいませんし。


ともあれ、せっかく買ったからには、長く愛用していく所存です。