HQMデジタル・オーディオシステム KS-1HQM

usb dac 内蔵小型 パソコンスピーカー(25W+25W) KS-1HQM

usb dac 内蔵小型 パソコンスピーカー(25W+25W) KS-1HQM

考えて見れば、PCをつけている時間は、かなりの割合で音楽を鳴らしています。であれば、もうちょっとスピーカーに投資してみても良いのではないか、と思い立ったのでした。今まで使っていたオンキョーのスピーカーも1万円くらいのもので、決して悪くない(むしろかなり良い)のですが、さらに上を目指したいかと。


ということで、こんなの買っちゃいました。小型ながらも優秀と評価の高かったクリプトンのアクティブスピーカーです。お値段5万円なり。スピーカーの世界も上を見ると切りがなさ気ですが、PC用スピーカーとしてはほぼ上限みたいなシロモノではないでしょうか? 通販なので試聴もせずの清水買いです。なお、上位機種に税込み9万円超えの「KS-3HQM」がありますが、クリプトンさん、さすがにそれは高すぎじゃないですか、と思います。


さっそく鳴らしてみての感想。


「あれ? 思ったより迫力がないなあ」


もっとドジャーンとした音が来るかと思ったのですが、むしろ従来よりも地味めなような。第一印象は拍子抜けでした。で、オンキョーのものと接続を切り替えつつ比較してみたのですが、その秘密はどうやら中低音部にあるようで、オンキョーのスピーカーが、中低音部がやや渾然一体というか、交じり合いながら濁り気味の迫力を出しているのに対し、このKS-1HQMは、1音1音がそれぞれくっきりと純粋に出ているといいますか、独立感があるのです。濁らない分、迫力は弱く感じたと。そう聞いてみると、なるほど、音の出し方としてはKS-1HQMの方がレベルが高いのでしょう。ふむふむ納得。「クリアな音」という評価がしっくりと来ます。


接続方法はUSB、光デジタル、アナログの3種類。多分メーカーとしてはUSBが本命なのでしょうが、僕は取り回しの関係上、光デジタルを選択。まあ、アナログならともかく、USBも光デジタルも音は変わらないはずです(多分)。


そんなこんなで、音に関してはおおむね気に入って使用していますが、最大の難点は操作性です。音量を変えるにはタッチパネルかリモコンで操作しなくてはなりません。これが面倒くさい上に、今どの程度の音量なのかを示す数字みたいなものは出してくれません。分かりにくいなあ。デザイン優先だったのでしょうが、直感的に操作できる上にスピーディなつまみが欲しくてならないです。ああ、音量つまみは偉大なり。