「穢翼のユースティア ビジュアルファンブック」

ゲーム本編サントラに加えて買ってしまいましたビジュアルファンブックです。ちょっと散財ではありますが、ゲームに対してこういった形のハマり方をしたのは久々なので、この感覚がちょっと嬉しい。約3,000円と値段が張るだけあって、装丁も紙も豪華です。


中身の方は、「ビジュアル」ファンブックであるからして、作中のCG掲載が中心に。ただ僕としては、そのへんは割とどうでも良くて(CGでは、キャラよりもむしろ美麗な背景画像に感心)、世界設定とかスタッフインタビューとかのほうが主眼でした。そういう記事はほんの数ページ程度なので寂しいといえば寂しいのですけどね。ただ、「スタッフへの50の疑問」では興味深い回答もちらほら。


まず、ノーヴァス・アイテルの面積が20〜30平方キロメートル程度と明らかになりました。これは5キロ四方程度ですから、かなり狭い範囲です。作中でも「それほど広くはなさそうだな」という印象は受けていましたが、それが裏付けられた形。でもって、牢獄はさらにその一部なのですから、広めに見積もって全体の2割と考えても4〜6平方キロメートル程度ですか。走れば割とすぐに一周できる、というくらいの規模ですね。


それと、TrueED後の世界についてのヒントで、リシアはとりあえず王として継続できそうだなと分かったのが一安心でしたよ。あのまま廃位とか、下手すると処刑とかじゃ悲しすぎでしたしねえ。


ただ、「True以外でのEDで世界はどうなったのか?」という肝心の疑問が答えられなかったのは残念でした。プレイヤーの想像にお任せします、ですかねえ。


あと目ぼしいところでは、各キャラクターのプロフィール。ヒロイン陣の体重がみんなして30〜40キロ台で、いつものことながら健康状態が心配です。身長165センチのクローディアですら49.8キロですから、「女性は50キロを超えてはならない」という不文律でもあるのかと思わせるところでしたが、そんな中、ガウが身長181センチの体重62.5キロという規格外の数値をたたき出してくれてました。さすが。まあ、これでも痩せ気味な方なんですけどね。なお、なぜか男性陣の身長体重は記載がありません。……本当になぜ?


ちなみに、こちらも例によってというべきか、血液型もあります。別に、「血液型性格判断は非科学的だ」云々などと堅苦しいことをいうつもりはありませんが、ユースティアのようなファンタジー世界で血液型という近代医学の概念をもってこられるのは、いささかミスマッチのような気がしないでもありません。


そういえば、年齢もありませんでしたね。まあそこはお約束で「18歳以上」なのではありますが、それを抜きにして考察しても結構面白い感じ。多分、お約束を抜きにしてもみんな、見た目よりは年齢高めではないかなと思うのですが。特にリシアとコレットは。ティア17、エリス22、コレット20、リシア18、フィオネ24くらいかなあ。いや、適当ですが。そもそもティアの生まれに謎が多いですしね。