ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第1話「悪霊にとりつかれた男」

さあ、今期本命中の本命とも言えるジョジョが始まりました。スタッフの実力は前期で証明済みなだけに期待も高まりますが、さっそく良いですね。特に力の入った作画が見せます。キャラもスタンドも迫力あり。前期は作画面の不安定さが玉に瑕でしたが、好評を受けて制作予算が増えたりしたのでしょうか?


第3部の主人公である空条承太郎は悪ぶっていますが、根は真っ直ぐな少年……いや、年齢的には少年でも、あれだけ大きくて大人っぽいと「青年」ですか。なんであんな態度に育っちゃったのだか不思議ですが、今後の活躍に期待しましょう。そして、第3部でも味のあるジョセフ。声は杉田さんから石塚さんに変わったのですね。まあ、杉田さんの老人声はちと無理があったので、これは良い判断でしょう。ただ、2部の杉田さんのしゃべり方をちゃんと研究してあるような「らしい」しゃべり方。さすがです。


ジョジョといえば、「時代劇」の側面もまた魅力だと思うのです。1部は19世紀末のイギリス、2部は第二次大戦前のアメリカ・ヨーロッパ。それぞれの背景描写が興味深いもの。そして、3部の舞台は1987年の日本。ただ、これまでと異なるのは、3部は連載当時はほぼ同時代だったということですね。それが今となっては30年近く前の話になっているわけですから、すごい話です。ラジカセに時代を感じますよ。


とにもかくにも今後が楽しみです。