咲-Saki-全国編 第6話「萎縮」

満を持して出番となった部長の久でしたが、会場に着くやプレッシャーが彼女の身を襲うのでした。一回戦の時はすごいサクサク勝っていたはずなのですが、「初戦くらいは勝てる」という見込みがあり、気が楽だったのかもしれません。しかし、ニ回戦ともなると相手の強さも違ってきます。


3年生の彼女にとっては最初で最後の大会。チームメイトや長野の対戦相手、さらには応援してくれるファンのことを考えると、負けられないという思いが空回ってしまったのですね。意外といえば意外でしたが、ひょうひょうとして見えても根が真面目な性質ということがよく分かります。


ただ、それでも落ち込んだままでは終わらないのが部長の部長たるところ。こういう時、誰かの叱咤激励によって立ち直るというのがパターンだったりしますが、麻雀卓を囲んだ状態ではそうも行かず。きっちり、自分で気づいて自分で立て直すのがカッコ良い。ただ、勢いに乗って一気にというところでまたストップを掛けられたので、さて、次回の展開はどうなるか。やっぱり勢いが続くのか、はたまた再び低調に落ちてしまうのか。どちらでもありそうなのが上手い引きです。