バディ・コンプレックス 第5話「傷跡」

青葉の新人研修。そして、フィオナが実に良い妹さんでした、というお話。


ほぼ初対面の青葉に家族の事情をそこまで話しちゃって良いんだろうかという気はしないでもなかったですが、話を早めるためにはしかたない……じゃなくて、青葉の持つ雰囲気が話しやすいものだったのでしょう。なお、無断でフィオナを艦内に入れた青葉は(不彼女が指摘するように)処罰もののはずですが、そこはうやむやにされた模様。


ともあれ、あんまり良いキャラなので、ウェインバーグの船に移ったと言われても流れ弾とかがあたって亡くなってしまうような展開ではないかと、ヒヤヒヤしました。ディオのお父さんの方も、そこまでわからずやという感じもありませんし、そのうち和解できるのではないかと。


一方、戦況の方は自由条約連合にとって芳しくないようで、各方面から多数の兵力をそろえたゾギリアの攻勢の前に千歳基地は陥落。カップリングシステムによる、もはや理屈不要の無敵パワーで敵弾を弾き返すのは見せ場でしたが、それも結局は退路を作っただけですからね。果たしてここから連合の巻き返しはあるのでしょうか? そもそも、なんで戦争してるんだかも分かったような分からないような、ではありますけどねえ。


ふと考えたのですが、カップリングシステムは軍事などよりも学術・教育の面でこそ活用されるべきではないでしょうか。相性制限があるとはいえ、ベテラン学者から若い学生にパパっと知識を移植できたらそれこそ革命的な進歩があるでしょう。戦争なんてやってる場合じゃありませんよ。