どんどん気分が憂鬱になってくる今日このごろで

気分が重いのは、べつに、西武がいつものごとくミスと中継ぎ陣の炎上で巨人に大敗したからではありません(いやまあ、それもありますが)。


件の橋下氏の「慰安婦は必要だった」「米軍は風俗業を活用」発言と、さらに追い打ちを掛けるかのような西村氏の「大阪の韓国人に慰安婦と言え」発言。加えて、これらを擁護するネット上の一部の声に暗鬱な気持ちになってしまうのですよ。


正直に言えば、橋下氏の発言については言葉の選び方や発想の方向性や発言のタイミング等に多大な疑問があるとはいえ、一応主張として理解できなくはありません(もちろん、理解と賛意は別のものですが)。しかし西村氏の方はもう、意見ですらない。悪口というのともレベルが違うような、ちょっと形容しがたい何かです。僕の能力ではこれ以上論評するすべがありません。


それにしても、日本の自称保守の方々はどうしてこうも乱暴なのでしょうか。保守というのは本来、品位と知性と良識を大事にするものでありましょうに。むろん、こうした人は一握りで、大半の人は眉をしかめていることと思いたいのですが、最近ネット上で目立つ攻撃的で乱暴なコメントを見ていると、だんだん国の将来が不安になってくるのです。憂国の情と言いますかね……。せめて今回の騒動から、なにがしかの反省と有益な見解が導き出されることを、微力ながら願うばかりですよ。