WHITE ALBUM2 プレイ日記 coda 雪菜エンド

WHITE ALBUM2(「introductory chapter」+「closing chapter」セット版)

WHITE ALBUM2(「introductory chapter」+「closing chapter」セット版)


※当然のごとくネタバレ注意です。







良かった良かった……。
良かった良かった……。
良かった良(以下しばらくリピート)。


さて、落ち着いてと。


雪菜の苦しい3年間を見てきて、それを乗り越えたcoda序盤の幸せそうな彼女を見られて、もうこちらとしてはすっかり雪菜LOVEな心情であったので、かずさと再会しようが脇目もふらずに雪菜との甘い日々を過ごしたいところであったのですが、春希くんがフラフラとかずさに吸い寄せられていくので、イライラすることしきり。彼のことは嫌いではないですが、ちょっと引っ叩きたくなっちゃいましたよ。


かずさもかずさで、雪菜の存在を知っているのに、そして、口先では自制するようなことを言っているのに、どんどんと春希に接触しようとするので困ったもの。もっとも考えてみれば、序章でも2人は同じような構図だったので、もう体質か何かのレベルで惹かれ合う存在なのかもですねえ。だったらある意味しかたがないのかも。


それでも、旧冬馬家の地下で春希はかずさの願いを拒絶した時には、さすがの春希も雪菜との5年間の重みを分かっていたかとほっとしました(まあ、プレイヤーが選択肢でそうしたとも言えますが)。


そしてそれから先が、序盤で影の薄かった雪菜の真骨頂。かずさと正面から向き合い、偽善でも欺瞞でもない笑顔と愛情で彼女を立ち直らせていく姿は、感動的であり、崇高にすら見えました。


雪菜とてかずさに対する嫉妬であるとか、憎しみであるとか、そういった感情とは無縁ではないのに、それでも彼女は、ギリギリのところで前を向いて歩んでいこうとする。そんな人間的な弱さと、それを上回る優しさと強さが、本当に魅力的なキャラクター、いや、魅力的な女性だと思いました。まったく、春希にはもったいない、と言いたくもなりますが、彼女は春希じゃないと駄目でしょうから、託します。


エンディングの光景は最初何かと思いましたが、結婚式だったんですね。たくさんのすれ違いを乗り越えた2人。いつまでもお幸せに……。



…………で。


「もうゴールしてもいいよね?」


と、プレイヤーとしては言いたい気分なのでありますが、どうしましょうか。かずさエンドがあることは分かってるんですが、もうこれ以上雪菜に悲しい思いをしてもらいたくないんですよね。本当に。


とは言え、また別の世界の、雪菜の新たな面を見たいというのも確かで、ここまで来た以上プレイしないわけにはいかないのでしょう(多分、武也と依緒の話もあるでしょうし)。ああ、心苦しい。別にかずさが嫌いなわけではないのですが、すっかり雪菜派なもので。