坂道のアポロン 第8話「ジーズ・フーリッシュ・シングス」

学生運動とその時代、ですか。何をやってもこなせてしまう才能があった淳一。サックス仲間に誘われて、形だけ政治活動に参加したもののその才能ゆえに期待されて、存在感を増していきます。しかし、その仲間のサックスを奪ってしまったことにショックを受けて帰郷。親には勘当され、行く宛てもなしと。なるほど、これは荒れてもしょうがないかなあ。


しかし、毅然としてそんな淳一と向かい合おうとする百合香の強いこと。一体彼女のどこにそんな力が秘められているのかと、不思議に思うほどです。その熱意に押されて、彼も多少は持ち直した模様。「元同志」から手紙が届いたようですが、もうそんなのは無視しちゃったほうが良いよ、と思ってしまいますね。


一方の薫と千太郎と律子。まあまあ穏やかな日々を送っていますが、ここに来て律子の気持ちが揺れ気味で、一方の薫は、もう完全にふられたと思っていることから、またややこしい三角関係が生じそうな気配。まあ律子も自分の気持がわからないと悩んでいるわけで、誰が悪いわけでもないんでしょうけどね。残り3話かと思われますが、きっちりまとめられますでしょうか?


それにしても、学生運動というのはどんな感じだったのでしょうかねえ。本とかこういうアニメとかで多少雰囲気は伝わりますが、実際のところはよく分かりません。本気で社会改革を信じ、目指していたのか、お祭り騒ぎ的な何かだったのか。まあ、いろんな人がいて、その間のグラデーションではあったのでしょうけど……。