金正日総書記が死去=正恩氏に権力継承へ−北朝鮮情勢、不透明に(時事通信)

健康不安説という伏線はあったとはいえ、驚きましたね。色々問題のある国の独裁者なので、表現が妥当なのかどうか迷いますが、やはり一人の人間としては追悼の意を表します。


金日成氏が死亡した94年から17年。総書記となった97年からですと14年。当初は今の正恩氏のように求心力が不安視されていたわけですから、権力の掌握に成功したという点では、なかなかの人物だったのかもしれません。


ただ「核カードを使った巧みな外交」なんて言われたりもしましたが、実際には国際的な孤立を深めるばかりでしたね。権力の維持が手一杯で、その権力を使ってどんな国を作りたいのか、ということが見えなかったイメージです。


さて、これからどうなりますか。金家の独裁が続くのが良いこととは言えないでしょうが、さりとて分裂内乱なんて事態になっても困りますし、うまい具合に着地してもらいたいものです。