俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第7話「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」

なんと小説にまで手を出していた桐乃。その内容はというと、黒猫の的確な評がびしびしと突き刺さる代物であったようで。自分がモデルで内容の半分が自画自賛とか、桐乃の自惚れはあいかわらずですか。あげくのはてに友人をモデルにして陵辱のうえ死なせるとか、さすがにひどすぎなような……。今回は、桐乃の性格の悪さがここにかぎらず結構露骨だった気もしますね。「車にひかれて来て」のあたりとかも。


一方、黒猫もマスケラの小説を書いてました。桐乃は滅多切りでしたが、個人的にはどう見てもこっちの方が面白そうな気がします。そもそも絵が上手い。ただ、ページを読解するかぎり、彼女も文章力はまだまだのようですね。破綻はしていませんが、どことなく下手です(きっちりこういう文章を用意する製作スタッフが一番すごいのかもしれない……)。


さて、日をあらためて、さらに新作をものした桐乃でした。その名も「妹☆星(マイ☆スター)」!


「宇宙飛行士のあたしが、妹しかいない星で活躍すんの」


いやあ、出来は不明ですが、このセンスはすごい。感心せざるを得ません。さっそく投稿してしまえる勇敢さも、いつもながらさすがです。しかし本にするって本当なんですかね? どうも自称編集者に騙されているんじゃないかと心配になってしまいますよ。


なお、「星くず☆うぃっちメルル」の鑑賞会は結局なし崩しになってしまったようで。桐乃の説明と黒猫のツッコミを聞いていると、どうも黒猫の方に同感したくなってしまうのですが、いずれにせよ、合わないものを無理に押し付けてもしょうがないってのはありますよね。


ラスト、桐乃の後姿が長身もあって大人っぽい。なるほど、これは人目を引くだろうなあ、と納得してしまいました。