とある魔術の禁書目録 第2話「インケンティウス」

順調に第2話。話の展開や勢いにやや青臭さを感じてしまったりもするのですが、そこを含めて正しいライトノベル原作と言えるのかもしれません。バトルに迫力があるのは良いですよ。敵さんの使う炎が、赤ではなくて白熱色なのがいかにも熱さを感じさせてくれます。


ただ、せっかくの迫力も、疑問が一つ。当麻が無傷すぎやしません? 右腕で魔術を無効化できるのは分かりましたが、あれじゃ頭とか足とか背中とか普通に燃えそうなんですけど。それとも、右手の防御範囲はシールド的に広がるということなのか……。あと、マンションの結構高いところから落ちたのにピンピンしすぎですって。あの町の学生のカリキュラムは、体の強化も含まれてるんでしょうか?


加えて、どうしても違和感なのが「超能力はアリで魔術がナシ」の世界観です。魔術の炎で驚いても、超能力の電撃で驚かないってのは不思議。まあ、本作の世界では超能力は科学のようなので、「ライターで火をつけても驚かない」ようなものなんでしょうが、いまいちすっきりしません。この両立設定が今後どれだけ生きてくるのか、ポイントになりそうです。


そうそう、前回書き忘れましたが、OPのセンスがなかなかに良いですね。あのすれ違い感は「KEY THE METAL IDOL」とか「lain」をちょっと連想しました。