コードギアス 反逆のルルーシュR2 第11話「想い の 力」

ミレイ会長、慕われてますなあ。生徒会のメンバーだけならまだしも、他の生徒まで夜まで学校の中庭に残って安否を気遣うというのは、彼女の人徳というものでしょう。


さて、そんな中ミレイの無事を伝えた「ルルーシュ」は、大方の予想通り咲世子の扮した影武者でありました。しかし、いくらなんでもあの程度のマスクで声まで変えて友人達を騙しおおせるとは考えにくく、咲世子か機密情報局に特殊スキルでもあるのだろうかと首をひねってしまうところです。まあ、まだ咲世子さんにも謎が多いことですしねえ……。とにもかくにも、彼女が一体シャーリーに何をしたのか、気になる気になる。


一方、中華連邦での三つ巴、四つ巴の戦いでしたが、やはり注目は、アーニャとC.C.の接触ですね。ルルーシュの幼い頃の写真をなぜか保有していたことや、小説版の扱いを見ても意外なほどにアーニャは重要人物のようです。C.C.と近づくことによってフラッシュバック現象が起きる人物の条件は不明ですが、何らかの形でアーニャも魔女の力に関わっていたりするんでしょうか?



「とにかく、これでやっと本来の目的に迎えるというわけだ」


ナナリーによる否定で落ち込み、行動も少し変化したルルーシュですが、あくまで反ブリタニアの信念は衰えていませんでした。中華連邦に向かったのも、苦し紛れに逃げ出したわけではなく、そこに存在するという「教団」を押さえて優位に立つことだったとは。とはいえ、危うい学生との二重生活でどこまで進められるんでしょうか? 最終的にはナナリーや、シュナイゼル他の面々に知られてしまうことになると思うんですけどね。


ラストは2期では珍しいコメディ調ながらも、ジノとアーニャの転入、カレンは捕われたままと、緊迫要素は十分でした。ほんとに、何でこの二人がアッシュフォード学園に来たのか。いかに次回タイトルがギャグ回のようであっても、予断を許さないというものですよ。