アオイシロ日記

コハクルート・グランドルート終了


ということで、アオイシロ終了しました!




コハクルートはまあ、今までも見てきたような部分も多かったですが、コハクと安姫様の過去の情景が新鮮だった部分。コハクの兄が登場しますが、他のルートではさっぱり絡んでこない存在だけに、ちょっと唐突感ありでした。分かりにくいですが、クロウクルウと九郎をかけたミスリーディングが肝ですか。個人的には手塚治虫さんの「火の鳥・乱世編」によって、義経のイメージがあまり良くないのですけどね。冒頭の「祇園精舎の鐘の声」が平家物語で伏線であったとは、恐れ入りました。


ラストは、大会優勝した梢子を、鬼切りにスカウトに来る怪しげなコハクでした。もっとも、梢子にはそんな裏の世界よりも、通常の世界の方があっているような気もしますけどね。



そしてグランドルート。こちらも以前途中まで進んでいたのでそこからという中途半端な感じでしたが、さすがにグランドと名のつくだけあって、他のルートとは違う盛り上がりがありました。これまでは外から見るだけだった「門」の中に突入。力を合わせて戦って、最後は梢子とナミがクロウクルウの混沌の中に飛び込む展開は、やはり熱かったです。


ラスト。混沌の中で一つに取り込まれそうになりながら、つないだ手から自己と相手の違いを認識し、理屈はさっぱり不明ですが、帰還を果たした梢子とナミでした。このシーン、なにかを思い出すのですが、なんだろう。エヴァの旧劇場版かなあ……。もちろん、あの作品のシンジとアスカが拒絶しあっていたのとは対照的なわけですが。ただこの「自分と他人」については、それまで作品テーマとして表に出ていたわけではないので、いささか浮いてた気もしないでもなかったです。かっこよいシーンではあるんですけどね。


当たり前といえば当たり前ですが、ハッピーエンドは何よりでした。



プレイ期間はちょうど一ヶ月ですか。物足りなかった面も結構ありますが、総合的には十分楽しかったです。総評はまた今度にでも。