タクシーで金券はたしかにどうかと思います。でもねえ

今日の朝日新聞の声欄にこんな感じの投書がありました。

役所がそれほど忙しいのか。タクシー帰宅のため、いたずらに残業しているのではないか。

いくらなんでもこれはひどい言いがかりでしょう。中央省庁の仕事が深夜まで及ぶ激務だということは僕でも知っているくらいのことで、それでも国のためということで多くの官僚は頑張っている(はずな)わけです。それを「タクシー金品のために残業してる」呼ばわりでは、真面目な職員は涙するんじゃないですかね。


朝日新聞朝日新聞ですよ。新聞社ともなれば省庁の深夜労働には詳しいでしょうに、こういう投書を平気で載せるんですからねえ。いたずらに敵意を煽っているのかと疑ってしまいます。対象が何であれ、感情的なバッシングが流行る社会は気分が暗くなるのでよろしくないです。



さて一方、この件に関しては「残業を減らすべきだ」という話が出てきていますね。これには賛成です。だいたい、寝不足疲労した頭で良い政策が考えられるものか、睡眠不足に弱い僕としては大いに疑問であります。「官僚が睡眠十分なら、不祥事は減少するはずだ」と半ば本気で考えておりますよ。


仕事の質を改善するか、あるいは人を増やすかという話になってくると思うのですが、こんなきっかけでも少しは状況が良くなると良いですね。