ファンタジックチルドレン 第22話「飛来」

今回は最近の話の中では動きの少なかった方でしょうか。ヘルガの出番がほとんど無かったのも地味な印象でした。人物関係より、巨大な宇宙船の飛行シーンそのものの迫力が一番見ものだったような。しかし「飛来」と言うからにはギリシアからまた何か来るのかと思いきや、存外地球内での小移動でしたね(笑)
ゲルダ博士がメルの転生という設定は予想されたことですが、これでこの世界における転生の理屈がちょっと分からなくなってしまいました。ティナやべフォールの子供達の転生は人為的に行われたからこそ実現したのかと認識していたのですが、転生というのは誰もに起きているということなのでしょうか? それともギリシア出身のメルが特別なのか……。そうなるとパルザ→ルーゲン→誰か? みたいな転生もありなのでしょうか。ううん……。
あと、ギリシアと地球の時間格差については前回の感想で「SF的に面白い」と書いたんですが、ファンタジーとしては弱くなってしまったんじゃないかというか、「遠い遠い過去から転生を繰り返して生きてきた」というロマンが薄れてしまった感もしますね。昔話だったはずなのに、目の前にあんまり変わらぬ姿のゲオルカとかデュマとかいて、おまけにタイタス王も健在みたいですし。そのへんはちょっと残念ではあります。