ファンタジックチルドレン 第19話 「誓い」

今回も印象の強いシーンが多くて見ごたえ十分でした。特にソランの銃を自分に向けるティナの健気な笑顔には胸を打たれましたね。急に地球の話が出てきたのはちょっと違和感を感じましたが、まあ「地球」という単語も向こうの言葉で言っているのでしょう。もともと似た星として注目されていたということですか。ギリシアの科学力と政治経済体制はどうもつかみにくいですが……。ティナの前で血に閉ざされていく転送装置。ソランとセス、そして反乱軍の行方については次回以降というところですかね。
まぶしい木漏れ日の中で舞台は再び現在に。ヘルガの回想は、これまで積み重ねてきたシーンが有効にはたらいて、ぐっと来るものがありました。そもそも僕は転生モノには弱いのです。しみじみ。今回はもうこれだけで十分なくらいでしたが、その後も久々の刑事さんの登場に、ヒースマとデュマの邂逅、そしてラストのヘルガの変化まで加わっての盛りだくさんでした。まさか白髪碧眼になろうとは、トーマでなくても目を疑うというものです。
物語を引っ張ってきた過去の謎については大分明かされましたが、この調子ならこれからも面白く引っ張ってくれそう。期待します。